インド南部・ニルギリ地方で生産される「ニルギリ」紅茶は、「ダージリン」「アッサム」と並ぶインド三大紅茶のひとつ。
現地の言葉で「青い山」を意味し、「紅茶のブルーマウンテン」とも呼ばれています。
標高1,000〜2,500mの高地で育ったニルギリの茶葉は、渋みが少なく、ほんのり甘みがあり、柑橘系の爽やかな香りが特徴です。
旬は12〜2月で、この時期に収穫された茶葉は特にフルーティーで爽やかな香りが引き立ちます。
クセが少ないため、紅茶初心者にもおすすめ!
この記事では、ニルギリ紅茶の美味しい楽しみ方をご紹介します♪
ニルギリ紅茶の美味しい淹れ方
軽やかな味わいなので、ホットでもアイスでもストレートで美味しく飲めます。
アレンジするなら、特にレモンティーに向いています。
ストレートティーは、一般的な紅茶の淹れ方で美味しく頂けます。(詳しい解説は、紅茶の美味しい淹れ方を参照)
今回は、レモンティーの美味しい淹れ方についてもご紹介します!

ホット・ストレートティー
- お湯を沸かし(95-100℃)、お湯を注いでポットとカップを温める。
- 茶葉(またはティーバッグ)を入れ、規定量のお湯を注いで、パッケージ記載の時間通り蒸らす
- 茶葉を取り除き、カップに注いで完成!
レモンティーにアレンジする場合
- ストレートティーにお好みで砂糖やはちみつを加え、よく混ぜる
- レモンを2〜3回軽くくぐらせ、すぐに取り出す(レモンがなければ、レモン汁数滴で代用)
- 軽くかき混ぜて完成!
レモンは香り付け程度にくぐらせるだけ。絞ったり浸けたままにすると、苦みが出やすくなるため注意。
アイスティー・お湯で抽出
- お湯を沸かし(95-100℃)、お湯を注いでポットとカップを温める。
- 茶葉(またはティーバッグ)を入れ、規定量の半分のお湯を注いで、パッケージ記載の時間通り蒸らす(濃いめに抽出)
- 茶葉を取り除き、カップに注ぐ
- 甘みを加える場合は、この段階で砂糖やはちみつを溶かす
- 氷をたっぷり入れたグラスに注ぎ、一気に冷やす
※ ゆっくり冷却すると「クリームダウン(白濁現象)」が起こり、風味が変わるため注意。 - レモンティーの場合は、レモンを絞るか、レモン汁を入れて完成!
レモンを強く絞りすぎない。強く絞ると、皮の渋みが入りやすくなります。
水出しアイスレモンティー
<ハンディークーラーで作る場合>
・茶葉 15g ・レモンの皮 1/2個分 ・水 1リットル ・ガムシロップ 適量(目安50ml)
- ハンディークーラーに茶こしをセットし、茶葉とレモンの皮、水を入れて、冷蔵庫で一晩(8~10時間)置きます。
- 茶こしを引き上げ、茶葉とレモンの皮を取り出します。お好みでガムシロップを加えてできあがり。
レモンの皮を使用。酸味が強く出るため、果肉は取り除いておく
ニルギリ(ストレート&レモン)の飲みレポ

今回は、ルピシアのNILGIRI QUALITY 2023を使用しました!
レモンに合うようにブレンドされている茶葉。(毎年発売されています)
アウトレットでレモンのはちみつ漬けとセットで販売されていたのを購入しました♪

まずストレートで一口。明るい褐色でフルーティーな香りが印象的。味付けしていないのに、不思議とみかんのような柑橘類の風味を感じます。軽やかな味わいで、渋みがなくすっきり飲めます♪
次にレモンティーにアレンジ。

こちらのレモンのはちみつ漬けから、レモンスライス1枚と、はちみつを大さじ1加えました。

少し紅茶の色が明るくなりました!

レモンが加わったことで元々のフルーティーさがアップ、はちみつの甘みとまろやかさが加わってとても美味!
紅茶だけでも十分おやつになり得る満足感のある一杯でした♪
ニルギリ ✕ 食べ物のペアリング
ニルギリは軽やかな味わいなので、さっぱりした食べ物と相性が良い紅茶です。
・鶏肉料理
塩コショウのソテーなど、シンプルな味付けが合いやすい
・果物全般
特に柑橘類と相性◎
・ナッツ類
ミルクティーの場合におすすめ
今回は朝食に、チョコといちごのグラノーラ(ごろグラ:チョコいちご・バンホーテンブレンド)と一緒に頂きました。
グラノーラが結構甘く、濃い味でしたが、レモンティーの軽さで後味すっきり。
いちごのフルーティーさとの相乗効果も楽しめました♪
気持ちの良い朝のスタートをきれました!

どこで買える?
スーパー等ではあまり見かけませんが、通販サイトや紅茶専門店では手軽に購入可能です。
通販サイト
紅茶専門店
まとめ:ニルギリの魅力
ニルギリは、
- 柑橘系の爽やかな香りとほんのりとした甘みが特徴
- ストレート・レモンティー・アイスティー向き
- さっぱりとした食べ物、果物等と好相性

ニルギリのフルーティーな爽快感を楽しんでみてください♪

