はじめに:スリーグッドシングスとは?

日常のタスクに追われて忙しい日、休んでいるうちに終わった日等、「今日は何もなかったな…」と思うことはありませんか?
そんなときにおすすめしたいのが、「スリーグッドシングス(Three Good Things)」という習慣です!
これはアメリカの心理学者、マーティン・セリグマン博士が提唱した方法で、「1日の終わりに、その日よかったことを3つ書き出す」という、とてもシンプルなもの。
たとえば…
- おいしい紅茶が飲めた
- 仕事で「ありがとう」と言われた
- 天気がよくて気持ちよかった
こんなささいなことでOK!
続けているうちに、日常の小さな幸せに気づきやすくなり、幸福度が上がりやすくなると言われています。
今回は、スリーグッドシングスの書き方や、そのメリット、そして私自身の体験談をお伝えします!
スリーグッドシングスの書き方

寝る前に一日をふり返り、
「よかった」「うまくいった」「嬉しかった」「幸せだった」など、
ポジティブな感情になった出来事を3つ書きます。
「なぜ良かったのか?」「どうしてうまくいったか」を考えましょう!
例)「友達と話して楽しかった」→「たくさん笑った」「自分の気持ちが整理できた」「リラックスできた」など
自分が幸せを感じる行動や、それによる感情のクセが把握できるようになります。
※ここまで掘り下げるのがオリジナルの方法です。
参考リンク:ポジティブ心理学(金沢工業大学)
『3 Good Things!』アプリ(無料)
スリーグッドシングスを記録することができるアプリもあります。
手書きもいいですが、アプリにもメリットがたくさん!
・写真付きで記録できる
・過去の日記を検索して振り返ることが可能
・デザイン(背景やフォント等)を好みにカスタマイズできる
・通知機能あり(忘れにくい!)
・データをバックアップ機能(機種変更しても継続できる)
・LINEやXでシェアできる

参考リンク:アプリ紹介(NPO法人テイラーズ・ギルド)
手書きは面倒…という方など、ぜひ一度お試しください!
スリーグッドシングスのメリット・実例
メリット3選
- 1. 一日頑張った自分を褒められるようになる
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「今日はこんなことができた」と振り返ることで、「自分、意外と頑張ってる!」と思えるように。小さな達成感が積み重なり、自己肯定感がアップしました。
- 2. ポジティブな気持ちで眠れるようになった
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以前は寝る前に、その日にあった嫌なことを思い出しがちでした。
スリーグッドシングスを書くと、「良かったこと」に意識を向けるため、前向きな気持ちで眠れるように。翌朝も気分スッキリ! - 3. 「何もしなかった」罪悪感が減った
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「今日はダラダラしちゃった…」と思う日も、「好きな音楽を聴けた」「◯◯がおいしかった」などと書くことで、「意味のある一日だった」と思えるように。
無駄な罪悪感を手放すことができました。
私のスリーグッドシングス
私はバーチカル手帳のメモ部分に書いています。
毎日行っていた時期もありましたが、ある程度自分の感情のクセが把握できたため、メンタルが落ち込む時だけ意識して行うようにしています。
お恥ずかしいですが、私が出産直前の産休中、出産への不安や体調不良で少し気持ちが沈んでいた頃の、リアルなスリーグッドシングスを公開します。(具体的な店の名前等、一部伏せています)

よほど何もできていなかったのか、食べ物のことばかり。笑
このレベルでも「今日も良いことあった」と、一日の満足度が上がっていることを実感でき、心の支えになっていました…!
続けるコツ3選

- 1. 書く「場所」を決める
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枕元にノートを置く、スマホのアプリを目立つ場所にセットしておく、等
「書こうかな」と思ったときに、すぐ書ける環境があると、自然と続けやすくなります。 - 2. 毎日必ず書かなければ、と思い込まない
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忙しい日、忘れてしまった日、なんとなく気が乗らない日などは、お休みしてOKです。
書けるときだけでも、効果を感じられます。 - 3. 内容は何でもOK!とにかく3つ探す
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「これでいいのかな?」と思うようなことでも大丈夫。とにかく3つ書こうとすると、意外と何か見つかります!
過去と同じことを何度書いてもいいし、短くてもOK。
自分が「ちょっと嬉しかった」と思えることなら、それが立派な“グッドシングス”です。
まとめ
スリーグッドシングスは、「寝る前に、今日あった良かったことを3つ書くだけ」のシンプルでも効果が高い、気軽に始められる習慣です。
続けるうちに、日常のちょっとした出来事にも幸せを感じることができるようになります。

「今日は何もなかった」と感じる日こそ、スリーグッドシングスを試してみてください♪

